犬には、絶対に食べてはいけない食材があります。それらをうっかり食べてしまう、または与えてしまうと、最悪は死に至ることがあります。家族でもある犬の命を守るために、飼い主の方が、「犬が食べてはいけないもの」を理解しておく必要があります。この記事では、犬が食べてはいけないものを一覧にまとめたものを詳しく紹介します。これを一読するだけで、犬がたべてはいけない食材全てを知ることができますよ。ぜひご一読ください。
犬が食べてはいけないものとして、玉ねぎなどのネギ科の植物は与えてはいけないと聞いたことがあるのではないでしょうか。
もしその情報を知っているのなら大したものです。飼い主さんが犬に食べさしてはいけないものを勉強している証拠です。
しかし、タマネギだけでは、ほんの序章にすぎません。下記で「犬が絶対に食べてはいけないもの」を一覧にしてまとめましたので、このまま読み進めてください。
犬が食べてはいけない食品は以下の通りです。
・チョコレート
・ココア
・玉ねぎ・ネギ・ニラ
・らっきょう
・にんにく
・ぶどう・レーズン
・アボガド
・アルコール
こんなにも犬が食べてはいけない食材があるのは驚きでしょう。しかし、上記以外でも食べても死に至ることはないが、体調が悪くなってしまう食材もあります。
大切な家族である犬の食事には、細心の注意が必要なのです。それでは、上記で説明した食材ついて「なぜ死に至るのか」という内容を説明します。
チョコレートに含まれるテオブロミン。人間にとってはストレスを軽減させる効果がありますが、犬にとっては有毒です。
摂取する量によって違いはありますが、通常3~4時間ほどでだんだんと犬の容態が悪くなってきます。
現れる症状は以下の通りです。
失禁・脱水・体温の上昇・全身の震え
この症状が現れ出したら最後、筋肉の硬直、痙攣、昏睡、最悪の場合は死に至ります。もしも誤ってチョコレートを与えてしまったら、すぐに獣医に診てもらいましょう。
ココアもチョコレートと同じく、テオブロミンが入っています。犬に現れる症状は上記と同じです。
タマネギやネギ、らっきょうやニラなどの植物には「アリルプロピルジスルフィド」や「硫化アリル」という成分が含まれています。
この成分は、犬の血液中に含まれる赤血球を破壊します。そのため、溶血性貧血やハインツ小体性貧血を起こし、最悪は死に至る可能性があります。
現れる症状は以下の通りです。
心拍の増加・血尿・衰弱・胃腸障害
レーズンやぶどう、これらの果物は絶対に与えてはいけません。2006年、レーズンを食べたダルメシアンは腎不全を起こしたという情報もあり、多くの犬を飼っている飼い主にこの情報が認識されました。
原因は今でもわかっておりませんが、腎不全を起こしたという実例があるので、絶対に食べさせないでください。
症状は以下の通りです。
嘔吐・下痢・食欲不振・腰を丸める・脱水症状・尿が異常に出る
アボガドは、「ペルジン」という成分が含まれており、それを犬が摂取してしまうと最悪の場合、死に至る可能性があります。ペルジンは犬の体内に入ってしまうと胃を荒らしてしまう有害な成分です。
その結果、下痢や嘔吐などの症状が現れます。摂取量が多い場合は最悪、死に至る可能性がありますので、絶対に与えてはなりません。
しかし、中にはペットフードにアボガドが含まれている場合があります。そのアボガドはペルジンの量が少ないものを選んでいるようですが、不安になるようであれば、与えるのはやめておきましょう。
症状は以下の通りです。
嘔吐や下痢・痙攣・呼吸困難
人間でもアルコールを飲みすぎたら体に悪いですよね。犬は1口ちょこっと舐めるだけでも、死に至る場合があります。人間にはもともと、体内中にある酵素がアルコールを分解してくれるので、排泄物として体外に出すことが可能です。
しかし、犬にはそういった機能がありません。その結果、体中にアルコールが残ったままになり、悪影響を及ぼし続けます。それが続くと、心肺機能が停止し、最悪の場合、死に至る可能性があります。
症状は以下の通りです。
昏睡・心肺停止・嘔吐や下痢・脱水症状
うっかりと食べたり、飲んでしまった場合には、すぐに近くの動物病院で診察してもらいましょう。あまり症状が出ていなかったとしても、数時間後には大変な事態になっているかもしれません。
ですので、うっかりと摂取してしまった場合には、獣医に診てもらうことが大切です。
犬には、絶対に食べさしてはいけないものがたくさんあります。犬自身は何もわからず食べてしまう可能性が高いので、飼い主が細心の注意を払ってあげることが大切です。大切な家族である犬を守れるのは、飼い主であるあなたしかいませんよ。