- 目的や症状に合わせてつくろう！
犬猫におすすめの手作りごはん
愛犬の体のことを考えて、「食事は手作りでヘルシーな食材を」と懸命に考えている飼主さんのために、ササミを使った手作りご飯を紹介しています。
ボリュームがありながらもヘルシーな食材であるささみは、ダイエットに適したメジャーな食材です。体の基礎を作ってくれるささみですが、鶏肉は犬や猫専用フードの材料としてすでに使用されています。そのため、ワンちゃんのために手作り料理にささみを使っても問題はないでしょう。
ささみは淡白な味で他のさまざまな食材とも相性がよく、腹持ちが良いので筋トレ時やダイエットの栄養源として広く知られていますよ。
ワンちゃんにも手軽に食べてもらえる食材なので、実際にささみ料理を与えている飼主さんも多いのではないでしょうか。
ささみの栄養成分の特徴は高たんぱくでビタミン・ミネラルが豊富な点です。とくにナイアシン・セレンという成分を多く含んでおり、反対に炭水化物や脂質はほとんど含まれていない食材です。
タンパク質は筋肉や臓器、血管、皮膚など体を作る基本となる組織からホルモンや酵素、免疫抗体といった部分まで、体のいたるところで必要となる栄養素です。良質なタンパク質には食品から摂取しなければいけない「必須アミノ酸」がバランスよく含まれています。
ナイアシンはビタミンB群の1種で、糖質や脂質といったエネルギー源の代謝を促進してくれる成分です。
セレンはミネラルの1種で、活性酵素を分解して体を酸化から防いでくれます。
愛犬の食事を手作りで用意するときには、新鮮なささみであれば1分ほど茹でて半生にすると雑菌の心配がなく、しかも寿命を左右すると言われている酵素をしっかりと補給できますよ。もし半生に抵抗があるのなら、しっかりと火を通してあげましょう。
調理方法はとっても簡単。ささみを1cm角に切り、アクを丁寧に取り除くだけです。
ささみの茹で汁は捨てずに、スープとしてご飯にかけることでさらに食欲が増進し、水分の摂取量を増やせますよ。熱すぎると火傷してしまうので、人肌程度に冷ましてご飯にかけてあげてください。
愛犬に手作りのささみ料理を与える時に1つ気を付けて欲しい点は、ささみは鶏肉の他の部位や豚肉、牛肉と比べるとリンの含有量が高いということ。リンを過剰摂取すると、骨のカルシウム量が減少すると言われています。
ささみを手作りご飯のベースにするのではなく、他の食材とローテーションで使うようにしてくださいね。
使用する食材は新鮮なささみをその都度調理してあげるのが理想的。冷蔵保存して、3日以内で食べきる量に調整できるようにしましょう。冷凍する場合は1食ずつ小分けにすることで、1ヵ月程度まで保存が効きます。
ささみと野菜のリゾットは栄養満点で、調味料を入れることで飼主さんも美味しく召し上がれる料理なんです。
食材には鶏ささみと季節の野菜、豆腐、ご飯、煮干しやじゃこを適量、チーズ、そしてミルクを使います。お腹を壊しやすいワンちゃんには犬用牛乳で代用しましょう。
今回はカボチャと人参、しめじを使って調理。下ごしらえは材料をすべて刻んでおくこと。野菜とキノコは消化しやすいように、とくに細かく刻んでおいてください。
材料をすべて鍋に入れて、蓋をして沸騰するまで中火にします。沸いてきたら弱火にして5～6分、ささみに火が通っていれば大丈夫です。手間がかからずにできるので、時間がない飼主さんにもおすすめですよ。
必要な材料は鶏ささみとマッシュルーム、マイタケ、人参、キャベツ、トマト、白菜、ほうれん草、レンコン。こちらも野菜を細かく刻みましょう。全部の野菜をまんべんなく食べてくれます。
フライパンにオリーブオイルを引き、みじん切りにした野菜を投入。少量の水を入れて炒め煮にします。食材に火が通ったら、バットなどに取り出して冷ましておきましょう。
その間に鶏ささみを開いて伸ばしておきます。開き終わったら、冷ましたみじん切りの野菜をササミに乗せて巻いていき、焼くだけです。焼きあがったらワンちゃんが食べやすい大きさにカットして、お皿に盛り付けたら完成！
