ここでは、犬や猫が癌になってしまった時の食事について考えます。手作りご飯レシピもご紹介!
犬の場合、癌って大型犬が多くかかりやすいらしいね。僕たちラブラドールレトリバーも癌になりやすい犬種らしいから、気をつけなくちゃ。
癌の大敵が糖質らしいんだけど、完全手作りのうちのご主人様が作るごはんは、基本的には炭水化物を入れないもの。糖質はニンジンやかぼちゃ、じゃがいもなんかでごくわずかに摂るだけ。
でも、癌にかかったら野菜よりもタンパク質を多めにとりなさいっていうお医者さんも多いみたい。体力をつけるために大切なんだって。
野菜はすべて細かく切り、かるい塩で茹でる。
同じ鍋に白身魚を入れてさっと火を通す。
牛肉はそのまま刻み、冷ました2と和えて出来上がり。
先日、先輩猫さんが癌になってしまったという話を聞きました。私たちはご主人様に痛みを訴えることができないから、気づいた時にはかなり進行していることもあるようです。
癌予防に最適の栄養があればいいのですが、むしろ癌予防には糖質を減らすことが良いみたいです。市販フードには糖質がたくさん入っているので、まずはうちのご主人様のように糖質を減らす手作りご飯を作るのが良いでしょうね。
ブロッコリーとしめじは細かく刻んで柔らかくゆでる。
サーモンの刺身は一口大に切る。
1が冷めたら2を和え、亜麻仁油を加えて混ぜる。
犬や猫の癌は、人間同様原因のわからないものです。そのため、癌になったら仕方がない、癌になるのも仕方がないと考える飼い主さんもいるようです。
けれども、癌は食事の糖質を抑えるだけで十分予防につながる病気です。できるだけ手作り食で、日頃から抵抗力をつけておくと良いでしょう。
サプリメントで注目なのが、ヒトの免疫力向上でも知られる冬虫夏草です。たとえば、冬虫夏草と玄米を原料としたコルディMは、体力、免疫力が向上するので、癌に立ち向かう体力をつけてくれます。
抗がん剤とは全く違うアプローチですが、免疫力が向上することで、辛い病状を改善させることが期待できます。
ペットの犬や猫が癌にかかった時は、可溶性の炭水化物の摂取に注意が必要です。
炭水化物は動物のエネルギー源となる重要な栄養素の一つですが、癌細胞は炭水化物を好む性質があります。
癌細胞が炭水化物を代謝すればするほど、ペットの体からはエネルギーが奪われてしまうため、余計な体力の消耗に繋がってしまうのです。
そのため、癌闘病中のペットには普段よりも炭水化物の量を減らした状態で食事を与えるのが適切とされています。
また、犬や猫が食べない時は必ずしも食事をさせる必要はありませんが、添加物の多いペットフードは弱った体に悪影響を及ぼす可能性がありますので、念のため普段使っているフードの添加物をチェックしてみてください。
食事療法中は、癌にかかった犬や猫は免疫力が低下していますので、添加物の少ない安全なフードを与えるようにしましょう。
癌の闘病中はペットの体が通常よりも弱った状態にあります。そのため、汚い水や水道水などは避け、湧き水など新鮮な水を飲ませてあげましょう。食欲がなく食べない日が続いても、新鮮な水だけは与え続けるようにします。
手作り食は農薬や添加物(保存料や着色料など)が含まれていない、新鮮な食材を使用するようにしてください。有機栽培や無添加タイプの食材は栄養価が高く、人間だけでなくペットの健康にも良いとされています。
ステージがさらに進んだ場合は、市販のフードではなく療法食に替えるという手段もあります。手作り食に自信がない場合は、動物病院の医師と相談し、良質なタンパク質や脂質を含んだフードを選ぶと安心です。
食事は飼い主さん側で無理に調整せず、ペットが食べられるだけ食べさせてあげるようにしましょう。
逆に食欲が落ち込んでしまった時は、少量でも食べられるようにスープタイプの食事や流動食などを与えてみて、ペットの反応をみながらいろいろな食事を試してみてください。
無理に口の中にサプリメントやフードを入れたりすると、ペットにとっては多大なストレスとなります。人間と同じく、犬や猫にとっても自発的に食欲が起きて食べ物を口にするのが理想的です。
食事はストレスのない環境下で、ペット自身が自分の判断で行うものなので、気持ち良く食事ができる環境を整えることが第一。
犬や猫は人間よりも嗅覚が優れているため、ちょっとした臭いが食欲に影響するおそれがあります。
タバコの煙や芳香剤の臭いが立ち込めていると食欲がなくなり、フードを食べないおそれもあります。部屋を換気して新鮮な空気を取り入れ、食材も新鮮で清潔な状態にしておくと良いでしょう。
本来肉食の動物である犬や猫への食事療法には、ビタミンA・C・Eなど抗酸化作用のある栄養素をはじめ、良質なタンパク質や脂質が必要となります。(特にビタミンCは癌の治療に適した栄養素とされています)
癌細胞は炭水化物をエネルギー源にしますが、脂質などの代謝は苦手であるとされています。そのため、癌闘病中はタンパク質や脂質をメインとした食事療法が理想的です。
特に脂質については、「オメガ3脂肪酸」を強化したタイプがもっとも理想的な栄養素と考えられています。
癌細胞は徐々に体を蝕んでいく恐ろしい病気ですが、タンパク質の供給を断ってしまうと、ペットの肉体が維持しづらくなり、癌に侵されたまま衰弱へと向かっていきます。
そのため、癌闘病中の食事療法では、良質なタンパク質を過不足なく与えることが重要です。
また、「アルギニン」は免疫機能を高めて癌細胞の成長や転移を抑制する効果があるほか、創傷などの傷を治癒する効果があります。癌闘病中のペットにはアルギニンを含むフードを与えると良いでしょう。
うまみ成分としても知られている「グルタミン」は、体内の免疫機能をアップさせて癌細胞の成長や転移を抑える働きがあります。こちらも闘病中のペットの食事療法におすすめの栄養素となります。