愛犬がぶるぶる震えていたり、くしゃみをしたりすると、「風邪をひいたのかな」と心配になるよね。人が風邪をひくように、犬も風邪をひくことがあるんだよ。
犬の風邪は放置したままにすると、気管支炎や肺炎など様々な症状になる恐れがあるんだ。家族の一員である愛犬が、咳やくしゃみして苦しそうにしているのを見るのは辛いよね。
そこで、ここでは犬の風邪初期症状や、治療法、適切なケアについて紹介するね。大事な愛犬のSOSサインを見逃さない為に、参考にしてもらえれば嬉しいな。
犬が物を吐くときは要注意。ウイルスが風邪を引き起こすお腹に入っている兆候といわれているんだ。食生活はいつもと変わらないのに突然犬が物を吐き出したら、疑ってみるのが吉。単なる「食あたりだろう」と済まさないようにしてね。
犬が普段よりもご飯を食べないときは、風邪による細菌が胃腸の中で悪さをして弱っている状態かも…。風邪以外の症状でも、何かしら病気を患っているときは食欲が激減してしまうものなんだ。よって、飼い主さんは普段から犬の食事量を把握しておくことが病気の早期発見につながるよ。
犬も人間と同様に、風邪をひくと咳、鼻水、くしゃみがでるんだ。ほこりやカビなでのアレルギー症状も考えられるんだけど、風邪の特徴として、犬の鼻水に注目してほしい。明らかにドロッとしている状態の鼻水は風邪の症状の可能性大。早めに病院で診察を受けるようにしてね。
犬のうんちの状態で、風邪の症状を判断することができるんだ。風邪の菌を含んだうんちは、下痢になったり、いつもと形状が違ったり見慣れない色が着色していることが多い。風邪の菌が、消化の邪魔をしているからこのような症状になるんだ。なので、飼い主さんは、愛犬のうんちの状態を毎日把握しておくことが早期発見につながるね。
犬の風邪は「犬アデノウイルス」「犬パラインフルエンザウイルス」という2つのウイルスが代表的なんだって。例えば、犬アデノウイルスに感染してかかるのは、「犬伝染性咽頭気管炎」。数種類のウイルスに、一度感染してかかるのは「伝染性気管気管支炎(ケンネルコフ)」。
というように、ウイルスによって風邪の種類も異なってくるんだ。特にケンネルコフは、発熱や咳を起こす病気のことで人間の風邪症状と似てるんだよね。
さらに、ウイルス性の風邪の場合だと、気管支炎や肺炎といった全身まで影響を与える可能性があるので注意しておきたいところ。いずれも、子犬や老犬など免疫力のない犬は早期発見が大事。症状が重くなってしまう前に、獣医さんに相談するようにしようね。
犬の風邪治療には、症状の深度によってケアが変わるので確認しておきたいところ。
症状が軽い風邪であれば、安静にさせてあげることで改善へと向かうよ。なるべく栄養バランスの取れた食事をあげるようにしてね。それと、暖かくして休ませてあげることも大切。それでも症状が改善しない場合は、早めに動物病院に連れて行ってあげてね。
動物病院であれば「抗生物質」や「消炎剤」を処方してくれたり、犬の状態に合わせて、点滴を使用して水分と栄養を補給。症状に合わせて適切な処置を施してくれるから安心だね。