ご主人様は痛みがあるときって辛いよね。僕たちももちろんそうなんだ…でも僕たちは「痛い」って言葉で伝えられないからお互いに困ってしまうよね。僕たちの痛みの種類や原因を伝えておくね。もし僕たちがこんな風になっていたら「痛い」の前触れかもしれないよ。
痛みの種類には「急性痛(~3ヵ月以内)」と「慢性痛(3ヵ月~)」の2種類があるよ。
急性痛なら外傷や骨折、検査後、術後、乳腺炎、難産、角膜潰瘍、火傷、虚血性心臓病、大動脈血栓症などの原因があると考えられるよ。
慢性痛なら歯科疾患や尿管閉塞、膀胱炎、外耳炎、変形性関節症、大きな手術後、椎間板ヘルニア、ガン、骨肉腫、膵炎、髄膜脳炎などの原因が考えられるよ。
でもこれらはほんの一部なんだ。ご主人様たちと一緒で痛みの原因は数えきれないほどあるんだよ。だから見逃さないように痛みのサインに気づいてほしいんだ。
ご主人様から見てこんなサインがあったら僕たちに痛みがあるんじゃないかって疑ってね。
痛みを見逃さないためには僕たちをよく見てね。「あれ?いつもと違う??」って思ったご主人様の勘、当たっているかもしれないよ?僕たちは本能的に痛みを隠そうとする性質があるから見分けにくいかもしれないけれど、必ず体のどこかには痛みのヒントが出ているからね。
「あれれ?」と思う部分があったら、動物病院に連れて行ってほしいんだ。できれば早めがいいな。獣医さんならもしかしたら痛みの原因に気づいてくれるかもしれないし、気づいてくれたらすぐに治療が開始できるからご主人様の負担が減ると思うんだ。僕のことでご主人様を長い間心配させちゃうの嫌だからさ。