ここでは、犬や猫が腎臓にトラブルを抱えたとき、腎不全にならないための食事、手作りご飯レシピを考えました。
腎不全って聞くととっても怖い、命に関わる病気ってイメージですね。実際に腎臓を悪くすると、猫ちゃんも犬くんもみんなごはんを吐いたりして痩せちゃうんだって。とっても怖い。
腎臓病の辛いところは、タンパク質が摂りにくくなること。犬も猫もタンパク質がごちそうだし主食だから、タンパク質を除去しながら食事をするのは辛いね。
唯一とれそうなのは、オメガ3脂肪酸を持つサーモンくらい。でも、薬で投与されている場合は避けたほうが良いから、病院の先生と相談だね。
きのこ、葉物野菜、芋は小さく刻んで柔らかくなるまで茹でる。
サーモンの刺身は一口大に切る。
1が冷めたら2を和え、亜麻仁油を加えて混ぜる。
腎不全はとにかく身体への負担を減らすのが一番だから、繊維は摂りたいけど、ごはんは全部細かく刻むのがいいみたい。少しでも消化吸収をしやすくすることが大切なんだ。
それから、ナトリウム、つまり塩も大敵。ほとんどの飼い主さんは塩分は少なめか入れずにごはんを作っているはずだけど、これも注意したほうがよさそうだね。
犬や猫の腎不全は、脱水や貧血、内分泌障害、フィラリア症などによって引き起こされる場合と、感染症や腫瘍などが原因の場合、尿路系が原因の場合などがあります。
いずれにしても、体内の毒素をきちんと分解できなくなるので、いずれ命に関わる状態となります。
こうした体の負担を減らしてくれるのが、毒素の排出を促してくれるサプリメントです。たとえば、ビガープラス for Dogs プレミアムカーボンは、竹炭のすぐれた毒素の吸着力と腸を整えるオリゴ糖で、腎臓が弱った子を支えてくれます。国内産のサプリメントというのも安心ですね。
老齢の犬や猫に多い腎不全は、体に老廃物が溜まったり、水分が体外に大量に排出されて脱水症状になりやすいよね。
他にも、体内からビタミンB群やタンパク質が排出されちゃって、健康状態が悪化する心配もあるね。
腎不全の場合、食事の内容は腎臓の状態をチェックしながら、負担をかけない療法食にしないといけないんだ。腎臓の機能をフル活動させないように注意しながら、体に不足しがちな栄養素を取り入れよう。
腎不全は加齢とともに一般的にみられる状態なんだ。若い頃、あるいは健康だった頃と比べて明らかに水を飲む量が増えて、尿量も同時に増えてきた場合には、腎臓に病気の疑いも。
腎不全の時に避けるべき栄養素としては、ナトリウム(塩分)などが挙げられるね。人間と同じく、腎機能が弱ってきていると感じたら腎臓をフルに活動させる栄養素は避けなきゃいけないよ。
腎不全による尿毒症を発症する原因となるタンパク質も、腎臓を酷使する栄養素の一つ。タンパク質が減って、ある程度腎臓の活動を抑えられることが、近年の研究によって分かっているんだって。だから、腎不全の改善にはタンパク質を制限した食事が理想的なんだよ。
ペットが腎不全になってしまったら、まずは総合栄養食であるドライフードを止めて、脱水症状に陥らないようにスープや水分を多く含んだ食事を与えるようにして。
その際、塩分量とタンパク質の量が両方とも過剰にならないように、腎臓病専用の療法食を与えるとさらに理想的。猫の場合、療法食が苦手な場合が多いから、市販の缶詰やパウチと療法食を混ぜて与えるのも一つの方法だよ。
ただしここで注意して欲しいのは、タンパク質を制限しすぎるとそこから摂取するべきアミノ酸が正しく取り入れられなくなるの。
動物の体は飼い主さんと同じくアミノ酸が必須なので、腎不全の療法中もアミノ酸は理想的なバランスで摂取しないといけないの。
獣医師のアドバイスを聞いて、ペットの体に必要なアミノ酸を食事にプラスするようにしてね。
腎不全にかかった犬や猫は水分を大量に欲するから、定期的にきれいな水が飲める環境をつくることも大切だよ。
水はできるだけきれいなものを準備して、いつでも飲めるようにしてあげてね。ミネラルウォーターなどは腎臓に多大な負担をかけるから、水道水など通常の軟水をあげるようにしてね。
高血圧症には、原因がよくわからない「本態性高血圧」と、既往症などの他の病気が原因となる「二次性高血圧」に分けられるの。
犬や猫の場合、慢性腎不全などにかかると高血圧を引き起こしやすくなるよ。
高血圧症が進むと、高血圧性眼症や高血圧性網膜剥離などの「目」に関わる病気を発症しやすくなって、失明などにも繋がる恐れも。
そのため、腎不全の兆候がみられる、もしくは腎不全と診断された場合は、同時に血圧も測定しておくと安心だよ。
血圧チェックは体に負担をかけないで簡単にできるし、その時々で健康状態を把握するのにも役立つよ。
腎不全かつ高血圧症の犬や猫には、飼い主さんと同様に血管拡張薬を投与し、一時的に血圧を下げるの。血管拡張薬によって血圧を下げれば、腎臓にかかる負担が軽減され、高血圧によるタンパク尿も減らすことができるんだ。
ただし血管拡張薬で血圧を下げすぎると、腎機能が一時的に悪化する場合があるから注意が必要。
血圧を下げることだけに注力しすぎるのではなく、同時に腎臓にも負担がかからないよう食事療法などを徹底してあげて。こまめな定期検診でチェックをしながら、治療を進めていって欲しいな。
高齢になるとかかりやすい腎不全。加齢以外にも日ごろの食事の偏りが原因で、腎臓の病気になることがあるよ。美味しい物を食べ過ぎると、肝臓の機能が壊れちゃうんだ。
ほかには外傷によるウイルスや細菌感染、免疫疾患によって引き起こされる場合があるよ。心不全やショックによる腎臓の血流低下、尿路結石による尿路閉塞なんかも原因なんだって。
腎不全は様々な要因があって、気づかず進行しちゃってることも珍しくない、怖い病気なんだ。
腎不全に至るまでに、「急性腎障害」と「慢性腎臓病」という状態に分けられるよ。
数時間から数日の短い期間で、急激に尿が少なくなったり、出なくなっちゃったりするんだ。あとはごはんが食べられなくなって、下痢をしたり吐いたりして、脱水状態になるの。ひどい時には、電解質異常、痙攣(けいれん)、体温の低下によって死に至ることも。水を飲まなくなったり、おしっこが出なくなったら、絶対見逃さずに病院へ連れてってほしいな。
ゆっくり時間をかけて肝臓の機能が低下していくから、飼い主さんは気づきにくいかもしれないね。始めは無症状なんだけど、お水を飲む量が増えて、尿量が増えたら慢性腎臓病の可能性が高いよ。他にも、体重が減ったり、貧血になったり、とにかく元気がなくなっちゃう。これが進むと、ずっとぐったりして寝てばかりに。下痢や嘔吐が続いて尿毒症まで発症すると、とっても危険な状態に陥っちゃうんだ。
急性腎障害か慢性腎臓病かによって、治療方法は違うよ。
まずは原因を突き止めることから。わかったら治療と同時に腎臓を保護する処置もして、徐々に腎機能の回復を図っていくよ。一時的に回復した後でも、完治せずにそのまま慢性腎不全へ移行しまうことがあるんだ。だから疑わしい症状があれば早期発見、早期治療が大切なんだよ。
慢性腎臓病でだめになってしまった腎臓は、残念ながら回復することはないんだ。だから機能している残りの腎臓を、長持ちさせるための治療をしていくよ。体に毒素を貯め過ぎないように体調管理をしながら、病気の進行を緩やかにするのが主な治療なんだ。そのために、点滴で老廃物の排出を促しながら、水分を補給して脱水を予防していくよ。時には排泄を促す薬や腎高血圧の予防薬を処方されることも。それから重要なのが、食事の管理だね。たんぱく質・ナトリウム・リンの摂取量を制限して、体の負担を取り除いていくよ。
急にいつもと違うご飯を出されると、食べたくなくなっちゃうこともあるよ。でも大好きなたんぱく質や塩分は、頑張って制限しないといけないよね。そんな時飼い主さんは、食べさせてもいいか勝手に判断せず、必ず獣医さんに相談してね。
例えば大好きなリンゴやサツマイモを少し混ぜてくれると、とっても食べやすくなるよ。ほんのちょっとだけお肉をトッピングしてくれたら、辛くても食欲が出るかも。具体的な食材の名前を獣医さんに伝えて、OKをもらってくれたら安心して食べられるな!
腎不全にならないように、塩分を控えたバランスの良い食事を用意してね!いつも新鮮な水が飲めるようにしておくのも、大事なポイントだよ。大好きなおやつは、食べ過ぎると病気の原因になるんだって。病気になってから我慢するのはとっても大変だから、日頃から飼い主さんがコントロールしてくれると嬉しいな。
それから食べると危険なものがいろいろあるから、チェックしておいてね。飼い主さんの飲む頭痛薬や飲み残しのぶどうジュースはとっても美味しそうなんだけど、うっかり口に入れると取返しがつかないから必ず片づけてね。きれいなユリの花や根も、舐めただけで肝障害を引き起こすから要注意だよ。
「水を飲んでるかな?」「おしっこしてるかな?」っていつも気にして見ててね。定期的に健康診断にも連れてって欲しいな!気になる症状があれば、すぐ獣医さんに相談してね。