犬の肝臓病には、幼いころから食べさせている食事に関係が大いにあるよ。偏った食事は栄養のバランスが悪くなるよ。かわいそうだと思って、私たち人間が食べる物をあげたりすると、クセになってドックフードなどの栄養を考えられて作られたものを食べないようになるよ。
これは、人間と同じで僕ら犬も、美味しいものを食べてしまうと、その味が忘れられなくなり、クセになってしまう。これが将来的に年齢を重ねるごとに蓄積されていき、本来は丈夫で頑丈な肝臓なんだけど、絶えきれなくなり悲鳴をあげる時が初期症状がでる時になるよ。場合によっては、症状がでた時にはもう手遅れとなってしまうことは、もう数年前から肝臓の病気は始まっていて、限界がきているからなんだよ。
もとを辿れば、数年前の食べ物に原因があることが多いからね。さらに、人間が日頃たべる食べ物のほとんどに、添加物や香料、防腐剤が使われているから、人間のからだでもおかしくなってしまうものだよね。だから僕ら犬のからだで、そんな食べ物を食べた時、もの凄い負担がかかるってこと。そして、処理ができない毒素が体内に蓄積されることになって、絶えられなくなり肝臓病になってしまうということなんだよ。
ドッグフードによっても、しっかり内容を確認しないと、添加物や防腐剤でよくないものが入ってることもあるからね。僕たち犬は自分で自分の食事を作ったり、健康を管理することができないから、飼い主さんがすべてになるんだよ。遺伝的なことや外傷などで肝臓病になってしまったのであれば、どうしようもないことだけど、それ以外は飼い主さん次第で防ぐことができることなんだ。防ぐためには、さっき説明したような原因を取り除くことが一番だよ。
その他、病気になって薬物投与が必要にならないような生活の管理をしたり、運動不足にならないようにきちんと運動をさせたりすることがとても大事。
僕らを飼ってくれていて、僕ら犬の健康を任されているのは飼い主さんなので、しっかりと自覚して飼ってくれると僕らもうれしいな。
次は肝臓病の症状なんだけど、重要な臓器である肝臓のことだからしっかり聞いてね。
肝臓は多くの仕事をしているんだよ。肝臓の機能が停止するとたくさんの臓器でさまざまな問題がでてくるからね。
最悪は死に至ることもあるんだよ。肝臓の主な仕事といえば、有害物質の排除を行うことだね。よくないものや必要ないものを分解して外に出して、さらに、タンパク質をつくり、血糖値の調整を行い、脂肪の代謝、ビタミンをつくり蓄積することなどたくさんあるんだよ。
それで、必要なときにエネルギーのもととして供給するんだよ。
例えばね、けがをした時には傷ができるよね、傷からは出血するけど、この時に血液凝固因子の作用によって出血が止まるでしょ。この血液凝固の因子の元を作っているのも肝臓なんだよ。肝臓は大切な全身に関わる仕事を多岐に渡り行っているとても大事な臓器だよ。
沈黙の臓器と言われていて、症状があらわれない病気のひとつでもあるんだよ。肝臓は再生能力も高く、丈夫な臓器だけど、一度機能が損なわれると治らない場合もあるから。
丈夫にできているから、初期症状に気づかないんだよ。たいした事ない体調不良と思ってしまい、悪化してしまうケースが多くあるから気をつけないとね。
すでに手遅れという状態で発見にいたることが多く、手術ができる状態ではなく、何もできずに死を迎えることになる時もあるんだよ。初期症状を飼い主の方がしっかり察知して診察を受けることで、肝臓病から救ってあげることができるから。
肝臓病の症状はこんな感じだよ。
このような症状が肝臓病の疑いのある症状だよ。ひとつでも当てはまることがあれば、獣医師にみてもらって、検査を行ってみることが一番いいよ。その他の病気の早期発見にも繋がるし、肝臓病はできるだけ早くみつけて治療した方がいいから。
検査尾はね、肝生検、胆汁検査だよ。
針で刺して細胞の一部を取って肝臓病の原因を調べたり、胆汁や溜まっている膿みを取って調べたりするよ。
肝臓の異常がすぐに分かるよ。僕ら犬の血液検査は飼い主さんたちと違って、すぐに結果がでるよ。肝臓の機能をみる検査だけど、肝臓の数値だけではわからないから、他の白血球や炎症反応など全身の血液の状態から判断するんだよ。
肝臓が腫れていたり、影がないかなどの細かいところまで見分けることができるよ。さらに、その他の臓器の異常なども確認することができるよ。
鮮明に腹部を撮影できるので肝臓がどんな状況なのかがはっきりわかるよ。
単独の検査では判断つかないことも多いから、上記の検査を必要に応じて行い、総合的にみて病気の診断をしてもらってね。
犬の肝臓病にも、飼い主さんたちと同じで、いくつかの病気があるよ。犬の肝臓病は遺伝の場合もあるけど、遺伝ではない場合もあり、その原因を特定することは難しいとも言われているんだって。
主に、ウイルスなどによる感染、細菌があって、肝臓で代謝をするので薬物や毒物の可能性もあるよ。腫瘍や外傷も考えられるからね。
長期的に薬を服用している場合など肝臓の機能が低下して、結果肝臓病になってしまうことがあるよ。
遺伝以外の肝臓病は高齢になって、仕方なくなってしまう病気ともおもわれがちだけど、長年の蓄積からくる病気もあれば、感染などから急に起こる病気もあるんだよ。
基本的には丈夫で回復力ももっている肝臓だから、長年の何が原因なのかと言えば、一番に言えることは、毎日の食生活や運動などの生活習慣が主な原因だよ。要するに、食べてるものが原因だよ。
飼い主さんが、日ごろから与えている人間が食べる食べ物にも原因があるんだよ。
人間が食べる物には、塩分や糖分が多くて、僕ら犬の肝臓では処理することができない基準のものばかりなんだ。
そんな食べ物を長年食べ続けると肝臓に負担をかけることになり、いつの間にか肝臓病になっていることがほとんどなんだよ。
それに、人間のからだにもよくないし、添加物や農薬は僕ら犬にとっては、猛毒になってしまうんだよ。
でも、おいしいからね。一度その味を覚えてしまうと、味のいいおいしいものしか食べなくなることになって、天然のものや栄養のバランスのいいドックフードなどを食べなくなってしまうんだよ。
これが老犬になってくると、肝臓の機能も低下していて、さらに、長年の蓄積で肝臓病と診断されたときにはもう手遅れとなってしまうよ。
最大の原因はこのような食べ物にあるから、気を付けてほしいな。
でもこれって、どんな手作りの食事よりも簡単なことだよ。こんな食べ物をあげないだけのことだからね。
ただそれだけで肝臓病にならなくて済むこともあるよ。
肝臓病の治療法はどんなもの?
肝硬変と診断された場合、進行を遅らせる対処療法になるよ。肝硬変が進行するにつれて肝臓は大部分の機能を失っていて、この場合、延命治療しかできないこともあるよ。
だけど、初期の肝硬変やその前の段階での治療はまだ望みがあるから、早期発見で悪化を防ぐことができるよ。
肝臓病になるととてもつらいからね。そんな、不快感や苦しみを緩和するための処置が薬物治療だよ。
痛みを抑えるための鎮痛剤からはじまって、感染症を併発している場合の抗生剤などになるよ。この処置で痛みがなくなったり、食欲が出てきたりすることでストレスが減り、進行を制御する可能性が高くなるんだよ。治療が難しいとしても、生活が出来るように、痛みやストレスを減らしてあげて生活の質を維持することができるよ。
利尿剤は水分を減らす作用があるから、これを利用して腹水を減らし、増えにくくする効果が期待できる方法だよ。
胃腸の調子を整え、食べることができるようになって、元気を取り戻す期待ができるよ。だけど、味の悪さや量の多さが難点で僕ら犬にとってはストレスになることがあるからね。
バランスのいい栄養素が必要だよ。よくないからといって全く摂らないことで、足りなくなって悪化することもあるよ。タンパク質で言えば、肝臓病は基本、低タンパク食となっていて、肝性脳症を予防するためにタンパク質を減らしているんだよ。だけど、肝性脳症の心配がないのであれば、逆に低タンパク食は状況を悪化させてしまう可能性があるから気を付けてね。
この場合、良質なタンパク質をしっかり摂ることだから。
ほかにも、脂肪になると完全に油を抜くことは、リスクがありるんだよ。脂溶性ビタミンやミネラルの吸収が悪くなり悪化してしまう恐れがあるよ。塩分も減らすということでゼロにするわけではなくて、塩分の制限は腹水を防ぐことになるからね。
適度な塩分制限が門脈圧亢進症といって、消化管から肝臓へ血液を運ぶ門脈圧が上昇する疾患が制御され、お腹に溜まる水を防ぐことに役に立つんだよ。
まだまだ手遅れではない、まだ改善出来る見込みの肝臓病であれば、食事療法でよくなる可能性は十分にあるよ。獣医師との相談をもとに、いろんな食事療法を使って試してみるべきだね。
例えば、手作りレシピでの食事の際、天然塩を少量用いることとだよ。天然塩にはマグネシウムやカリウムがバランスよく含まれているからね。
塩化ナトリウムだけの塩よりもはるかによくて、肝臓病の治療で、利尿剤をつかっていると、低カリウム血症になりやすいんだ。これは厄介な病気で薬が効かないことと、麻痺や不整脈の原因になることもあるよ。
天然塩は低カリウム血症の予防対策になるよ。病気の種類にもよるけど、改善の見込みはたくさんあるんだよ。
基本的に肝臓病に適したレシピは、消化性の高いタンパク質で摂取量を調整することがとても重要だよ。
だけど、食事療法で飼い主さんの手作りの食事もいいのだけど、バランスよく間違いなく確実に栄養を摂るためにはこれだけでは不十分なときの方が多いよ。
具合が悪いと、その日の体調次第では食べられないこともあるからね。
そんな時の栄養不足を補ってくれるのがサプリだよ。サプリで補うことは簡単だよ。肝臓によいドックフードを選んで、不足な栄養をサプリおぎない、添加物や防腐剤が入っていない食事を作ってあげるといいよ。そんな食事とサプリで必要な栄養素は補うことができるよ。
この間仲良くなったミニチュア・シュナウザーは、最近病院で肝臓の数値が良くなかったみたい。
犬の場合は肝臓の状態によって肝臓の負担を減らすために「たんぱく質をカットする」場合と、肝臓の再生に必要な「良質のたんぱく質を積極的に摂る」場合があるらしいから、手作りご飯づくりも大変らしいね。
農薬がかかっていないお野菜をたっぷりと、大豆製品を摂るのが一番の方法かなあ。早く良くなりますように。
すべての野菜を小さく切り、豆腐はざっくりと手で崩す。
鍋に少量の湯を沸かし、1をコトコトとじっくり煮込む。
肝臓は、1.腸から吸収した栄養素を酵素に変えて血液へと運ぶ 2.アンモニアなどの毒素を排出 3.胆汁を分泌する
というのが主な働きです。薬を飲みすぎたり、農薬をとってしまったり、または肥満状態が続くことで機能が低下してしまいます。
犬猫用サプリメントでは、ニカショウハーブが肝機能への効果を期待されています。たとえば、順天堂医大では、ヒト向けの臨床検査としてニカショウを5ヶ月投与したところ、体脂肪の低下、GOT、GRT、ガンマGTPなどの数値の好転が見られたそうです。
機能低下からの向上だけでなく、肝臓病予防としても期待ができそうですね。