- 目的や症状に合わせてつくろう！
犬猫におすすめの手作りごはん
涙やけは、涙が大量に流れ出ることで毛が濡れてしまって、目の周りや目頭から鼻にかけての毛が、変色している状態のことだよ。涙やけの度合いはさまざま。目元がうっすら赤くなる程度から、チョコレートみたいに茶色い塊が口元までびっしりつくこともあるんだよ！酷くなると、顔全体が黒っぽくなる子もいるんだ。
そもそも「涙やけ」という言葉は、変色した部分の見た目を表した造語であって、医学的な専門用語ではないんだよ。でも、かわいい僕たちペットの見た目が悪くなるから、気にする飼い主さんも多いよね。
涙やけは、トイプードルやチワワ、シーズー、パピヨン、ポメラニアンなど、目が大きくて鼻が短い犬がなりやすいといわれているよ。同じ犬種でも毛色が白やクリームだと、涙やけによる変色が目立ちやすいから気をつけなくちゃ。
逆に、もともと地毛が茶色や黒で、変色があまり目立たない犬は、涙やけとは呼ばれないんだって。
涙や毛を起こしやすい犬種をまとめてみたから、ぜひ参考にしてね。
涙やけは、特に目頭付近が赤茶色に変色していることが多いよ。目の周りの毛がずっと濡れている状態だから、放っておくと細菌が繁殖して、痒くなったり、皮膚炎を起こしたりすることがあるんだ。
酷くならないうちに対処してほしいな。
涙やけは、そもそも「流涙症（なみだ目）」が原因で起こるんだ。流涙症は、涙があふれ出る症状のことだよ。
流涙症には、大きく分けて「涙の過剰分泌」と、上であげた「鼻涙管の異常」の2つの原因があるよ。
涙の量が多すぎる原因として、結膜炎や眼瞼炎、角膜炎などを起こしている場合があるんだ。おうちのワンちゃんが目を気にする素振りをしていたり、目ヤニがついていたり、いつもと違う様子が見られたら、結膜炎などの目の病気を起こしている可能性があるよ。できるだけ早い内に病院で診てもらうといいね。
他には、毛やまつ毛が目に入ることで、涙が大量に分泌されているケースもあるよ。そんな時は、トリミングすればOK。目にゴミが入って涙が出る時には、犬用目薬をさして洗い流すようにすると良いよ。
また、花粉やハウスダストなどによるアレルギーが原因で流涙症が起こることもあるんだ。季節によって涙の分泌量が多い時には、これらのアレルギー症状を疑ってみよう。
鼻涙管は、目にたまった余分な涙を鼻へ流してくれる管（涙管）のこと。犬だけでなく、もちろん飼い主さんにもあるよ。通常、涙はこの鼻涙管を通って鼻へ流れるのだけれど、鼻涙管が極端に細かったり、閉塞したりしていると、涙は行き場を失って目からあふれ出てしまうんだ。
生まれた時から鼻涙管に異常が見られる場合は、手術が必要になるよ。
涙やけを防ぐには、こまめに涙を拭き取ってあげることが一番だよ。涙がついても涙やけしにくくなるサプリメントも出ているみたいだから、利用するのもありだね。
涙やけが原因で、細菌感染や皮膚炎を起こしている場合は、病院で皮膚炎の治療を受けよう。
また、涙やけを根本から解消したいのであれば、涙やけを起こす要因になっている、まつ毛や毛のトリミング、鼻涙管の流れを良くするための、洗浄・治療などが必要になるよ。
花粉の時期など、季節限定で涙やけができる場合は、アレルギーの可能性があるから、定期的に病院で診てもらうと良いね。
涙やけを予防するには、普段与えているフードを見直すことも有効だよ。フードに含まれる着色料などの添加物が、鼻涙管の閉塞を招くという説もあるから、手作りご飯や、添加物不使用のペットフードに変えてみるのもいいかもね。
以下に、フードを選ぶ際のポイントを紹介するね。
以上のものが含まれているフードがおすすめだけれど、犬の好き嫌いや体質との相性もあるから、いろいろ試してみると良いよ。
また、涙やけ防止にサプリメントを使いたい場合は、かかりつけの病院で相談しよう。
涙やけには、いろいろな症状があり、犬の体質や原因によって対策や治療方法も異なるから、普段から犬の様子をじっくり観察して、原因を突き止めることが肝心。気になる症状を見つけたら、早めに病院を受診しよう。
犬の健康に欠かせない食事を見直すことで、涙やけを防止すると共に、犬の健康を維持できる相乗効果も期待できるよ。ワンちゃんに、ぴったりのフードを見つけてあげられると良いね。
