人間と同じで犬も尿路結石になる可能性があるよ。その名の通り、尿の通り道に結石ができて詰まる病気なんだ。
結石ができると膀胱や尿路を傷つけてしまったり、塞いだりしてしまうよ。場合によっては尿路を完全にふさいでしまって、尿が排出されなくなることもあるんだ。尿は身体にとって不要な老廃物だから身体の中に留まると腎臓にダメージを与えてしまう。
そのままにしておくと腎臓が働かなくなって「尿毒症」という状態になるんだって。最悪の場合、死んでしまうこともあるんだ。とても怖い病気だよね。
気を付けたいのは犬の場合、細菌感染を同時に起こしていて、膀胱炎や尿道炎になっていることも多いってこと。きちんと根本から直して完治させないと再発するから気をつけてね。
尿路結石の症状を調べたよ。以下にまとめているから、家のワンちゃんが同じ症状がないか確認するのに使ってね。もし少しでも該当しそうなら動物病院に連れていくことをおすすめするよ。
尿路結石の種類と症状についてまとめたよ。しっかりチェックして予防しようね。
結石は食事と感染症で形成されていることがほとんどだよ。食事で摂取したミネラルが結晶化して結石が作られるんだ。
バランスの悪い食事やタンパク質の多すぎる食事をしている犬に症状が出やすいんだって。あとは飲水量が少ないのもダメ。体中の水分が少なくなると結晶の濃度が高まってしまうから、結石を形成しやすくなるんだ。
それに犬の尿石症はそれだけが減じゃなくて、膀胱炎の感染症を併発することが多いよ。
感染症で壊れた組織の老廃物が出てしまい、そこに過剰なミネラルが蓄積すると結晶化に繋がるんだ。また人間と同じで尿道のオスの発症率が高い。とくに冬場は飲水量が減るから結石ができやすいんだよ。逆に夏は暑さから水分不足になって結石ができることもあるから油断は禁物だね。
できれば尿路結石になってしまう前に予防したいよね。またなってしまってもケアしてあげれば症状は改善されるみたいだよ。ここではケアと治療についてまとめているから、参考にしてみてね。
運動により体内で作られた乳酸が身体を酸性方向にすることで、アルカリ尿になりにくくなるみたい。肥満体を防ぐためにも有効だから一石二鳥だね。
水をたくさん飲めば尿量も増加するよ。そうすれば尿中のミネラルが飽和状態を防いで、細菌が繁殖する栄養価の高い尿を防になるのを防ぐんだ。あとは尿を早く排出できるから、結石を溜まりにくくできるよ。
犬は毎日ペットフードを食べるから、食事の影響はとても大きいよ。飲む水の量はもちろんミネラルの調整をして結石症になりにくい食事にするのがベストだね。尿路結石の再発を防ぐためにも有効だよ。
注意点としては、マグネシウムからできている「ストラバイト結石」。カルシウムからできている「シュウ酸カルシウム結石」があるってこと。どちらの症状かで食事内容が変わってくるんだ。自己判断は難しいから獣医に相談してから食事療法をするといいよ。
最終手段は手術を受けることだよ。大きな結石やシュウ酸カルシウム結石の可能性が高い手術で取り出すことが一般的なんだ。全身麻酔をして開腹し、尿路結石を取り出すよ。
だけど、そのままの食生活をしていると、手術で結石を取り除いても再発することが多いんだ。手術したあとは、尿路結石ができにくい身体作りのために食事療法が必要だよ。
尿は体内の不要なミネラル成分を排出する役割を担っていて、このミネラル分が濃くなり結晶化したものが「結石」と呼ばれるよ。尿のPH濃度で結石の種類が変わるから、治療方法も様々なんだ。
食事や運動など生活環境が原因の場合もあるんだけど、元々の体質によることも多いんだ。治療を行って回復した後も、経過観察が必要な病気だよ。
初期の尿石症は尿にごく小さな結晶が混ざったり、頻尿や血尿の症状が出たりするよ。悪化して尿道を完全に塞ぐほどの結石ができると、尿を排出できない状態に。膀胱の破裂や急性腎不全などの深刻な事態を巻き起こすこともあるんだ。
結石の状態によって治療法が変わるよ。
療法食で対処するケースが多いよ。酸性になっている尿を中性に保つことで、結石を溶かすことができるんだ。療法食を行う場合は、獣医さんの指示を必ず守ってね。許可が出ていない食べ物を誤って食べちゃうと、効果が薄れるから絶対に口にしたくないな。
病状が悪化する、症状が治まらない時は、結石の摘出手術を行うよ。
シュウ酸カルシウム結石は、一度結石ができてしまうと溶かせないんだ。だから負担が大きいけど、手術で結石を摘出するよ。術後は療法食を行い、再び結石ができないように飼い主さんが食事を管理してね。
2種類以上の結石ができることもあるよ。この場合はすぐに結石の摘出手術をしなくちゃいけないんだ。ここまで悪化している場合も、療法食だけでの対処は難しいよ。
尿石症は再発しやすい性質がある病気だから、回復後は生活習慣の改善が大切だよ。今まで通りの生活だと、再発を繰り返す可能性が高まるから、食生活や運動量などは必ず見直してね。飼い主さんも僕たちも、一緒になって頑張ろう。
療法食以外の食事・おやつはNGだから、飼い主さんが与えないことはもちろん、誤って口にしないように食品の保管方法にも注意してほしいな。療法食の効果を高めるためにも重要だよ。療法食を食べない場合でも、自己判断で食事の内容や手順を変えるのは危ないよ。必ず獣医さんに相談したうえで適切な方法を選んでね。
尿石症の予防には、お水をたくさん飲むといいんだって。いつでも新鮮なお水が飲める環境を作ってね。冬の寒い時期は水を温めてくれると僕らも飲みやすいよ。暑い夏は氷で冷やしてくれると嬉しいな。常温で飲む子には、そのまま与えてあげてね。
膀胱に尿を貯めすぎないように工夫してあげてね。おうちのトイレは僕らがリラックスできる状態になっているかな?トイレ環境の改善も必須だよ。散歩中しかトイレしない子は要注意!飼い主さんは大変だけど、こまめに散歩に行ってあげてね。
体質によって発症率が大きく左右される病気だから、結石ができやすい子は特に日頃から注意して、様子を見てあげてね。僕たちが長生きできるように、食事や運動の生活習慣に気を付けることも重要だよ。日々の小さな変化を見逃さないように、早期発見・早期治療を心がけてね。人間の病気と一緒で、悪化する前に治療することが大切だよ。