下痢は害となるものを外に排出しようとする体の防御反応なんだ。体内の異常によって小腸や大腸で水分が吸収されない場合や腸管が便を送る動きが早くなり、水分を多く含んだまま便が排出されるよ。
猫の下痢にはさまざまな要因があるんだ。愛猫が突然下痢になったらどう対処してる?「下痢だけど元気だし食欲あるから大丈夫かな…」など、症状が出ても対処法がわからない飼い主さんも多いかもね。
だけど、下痢は放っておくと重症化することもあるんだ…。ここでは猫の下痢について紹介するから治療の参考にしてね。
消化不良や胃腸の一過性のトラブルでも下痢は起こるけど、小腸や大腸の重い疾患や胃腸由来ではない疾患の可能性もあるよ。場合によっては軽視できない症状のひとつなんだ。
とくに小腸性の下痢か大腸性の下痢かが重要だね。下痢便の状態からある程度わかるので見分け方を紹介するよ。
排便時に出にくい感じがして粘液が一緒に出ることがあるよ。真っ赤な血便をするときもあるね。
便の量が多くて痩せてきたり真っ黒や褐色の血便をしたりすることがあるよ。
高熱や嘔吐、食欲不振も見られる場合は、すぐにでも動物病院へ連れて行ってあげて。猫汎白血球減少症やリンパ腫、腸炎などの致死率の高い病気の可能性があるよ。
とくに元気がなくグッタリしていたり、下痢以外の症状が見られたりする場合は、とても危険な状態なんだ。
食べたものによっては中毒を引き起こす可能性があるよ。下痢を引き起こす食べ物は、「玉ねぎ」「シクラメン」「エッセンシャルオイル」などが考えられるね。
これらを食べた可能性がある場合は、すぐ病院に連れて行こう。放っておくと重症化して呼吸困難になって最悪の場合、取り返しのつかないことになるかもしれないよ。愛猫への食事には細心の注意を払おうね。
免疫力が未熟な子猫や体力が衰えている高齢猫は、普通の成猫では重篤化しないような病気でも命を落すことになることがあるよ。だから下痢症状が出た時点で、動物病院を受診させてあげてね。
もしかしたら寄生虫に感染されているかも。寄生虫は自然にいなくなることはないから、重篤化する前に動物病院に連れていってあげよう。