嘔吐や下痢をはじめとした症状を発症する胃腸炎。その原因はさまざまなんだよ。症状や原因、治療法をまとめているので、ぜひチェックしてみてね。
猫の胃腸炎には3種類存在し、急性胃腸炎・慢性胃腸炎・猫パルボウイルスが原因で発症するものがあるよ。中には水を飲むことさえきついケースもあり、早めの治療が必要になるんだ。
ウイルスや細菌感染、刺激性のある異物の誤飲、冷たい食べ物を食べるといったことが原因となる場合も。小腸に発症する場合と大腸に発症する場合があるよ。
胃腸炎の中でも急に発症する「急性胃腸炎」は異物・化学薬品・冷たい物・腐った食べ物を口にすることで発症することがあって、慢性胃腸炎は毛球症や寄生虫による感染が原因に。そのほか、好酸球性胃腸炎、リンパ球・形質細胞性胃腸炎、といった疾患が原因になっていることもあるんだよ。
猫の胃腸炎には急性と慢性、あとウイルス感染によるものがあるよ。それぞれ症状が異なるので、それぞれ分けて説明するね。
急性胃腸炎の主な症状は嘔吐・下痢だよ。腸炎が悪化した場合、大量の便を排出する、1回の排出量は少ないけど何度も便をするといった症状がでるんだ。水っぽい便のときもあれば、軟便のときも。また、黒っぽい色をしていたり、血便が出たりすることもあるよ。胃炎が悪化すると嘔吐を繰り返し、食欲不振になることがあるんだ。例え水を飲んだだけでも嘔吐してしまうことだってあるんだよね。体から水分が無くなることで脱水症状を引き起こすケースも考えられるから注意しないといけないね。
慢性胃腸炎は1度嘔吐・下痢が起こると、一定の期間を置いて再度起こるといった状態を繰り返すよ。しかし、急性胃腸炎に比べると症状が軽く、食欲が著しく低下することがほとんどないんだ。
猫パルボウイルス感染症が原因となる腸炎は症状が重く、下痢や血便、嘔吐による脱水症状と同時に免疫力が低下してしまうよ。これは白血球が減ってしまっていることが原因なんだ。命に関わることもあるから、早めに病院へ行ってね。
胃腸炎の治療法は原因によって異なるんだ。抗体検査・糞便検査・血液検査で発症の元を探していくよ。基本的に胃腸炎の治療には整腸剤や吐き気止めが用いられるんだ。また、嘔吐・下痢による脱水症状を抑えるために輸液療法を行うよ。
また、寄生虫によって発症した胃腸炎は駆虫薬を使い、細菌性・ウイルスが原因だと点滴を打つ、内服薬を服用するといった治療を行うんだ。
そのほか、胃を休憩させる絶食期間をとった後に消化の良い食べ物を食べて、胃腸炎を改善していく方法もあるよ。もし異物が原因で胃腸炎を発症した場合は外科手術を要する可能性もでてくるんだよ。
猫パルボウイルスによる胃腸炎の治療は抗生剤を使用することもあり、二次感染予防・支持療法を行うみたいだね。
猫の胃腸炎の予防法をまとめているよ。怖い病気を予防して、ぼくら猫の健康を保ってね。
子猫のときから予防していると胃腸炎を防げるね。猫も人間と同じように新鮮な水・食事を与えてあげてほしいな。病院でワクチンを打つことも、予防になるから定期的に行ってあげてね。