アガリクスは犬の健康をサポートする成分の一つです。ここでは、アガリクスの健康作用と具体的な効果についてまとめました。アガリクスが配合されているペットフードの紹介と、実際に利用した飼い主さんたちの口コミもあわせてご紹介しています。
世間ではアガリクスという名前で浸透していますが、これは学名の一部からとられたものです。正式名称はカワリハラタケと言い、キノコの一種。カワリハラタケはブラジル原産のハラタケ科のキノコで、昭和40年から日本に輸入され始めるようになりました。
アガリクスという名前が使われるときは健康食品商品が多いですが、いずれもカワリハラタケを原材料にしたもの。なので、名前が変わったからといって効果・効能が変わるわけではありません。
なおアガリクスには抗がん効果や免疫力アップの効果が期待できるとされていますが、これは国に認められたものではありません。あくまでもカワリハラタケに含まれている成分が、健康サポートに役立ちます。
参考文献:厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課新開発食品保健対策室 : アガリクス(カワリハラタケ)を含む製品に関するQ&A | 厚生労働省 (https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/060213-1.html)
アガリクスは人間に対して健康効果が期待できると言われていますが、犬にも同様の効果はあるのでしょうか。愛犬のために健康サポートをしたい、けれどアガリクスは与えていいものなのか。悩んでいる飼い主の方に向け、以下にアガリクスの効果や副作用の心配、適量などをご紹介します。
医療が抱える課題は人間のものだけではありません。ペット業界も同様で、犬の高齢化が進んでいます。癌の発生率は歳をとればとるほどあがってきますが、犬の癌を未然に防ぐのは難しいことです。犬は人間のように喋って意思疎通ができないので、癌に気付いたときには重篤な症状になっていた、というケースも少なくありません。
犬にとって、癌は未然に防ぐことが最も効果的です。そのためには普段の食生活や運動が大切。アガリクスは犬の癌に対する有用性があるという研究結果があります。対象は癌あるいは腫瘍を発症している犬で、これに対し1年間アガリクスを含むフードを与えたというものです。結果、癌や腫瘍に対してアガリクスは明確な改善効果があると実証されました。
癌や腫瘍に対してかなり高い割合で効果が期待できるアガリクスですが、いざ与えるとなったときに心配なのが副作用です。アガリクスという名前だけでは「何かの化学成分なのかな」とイメージする方もいるかと思いますが、原材料はキノコです。自然由来の食品という点では安心して与えることができます。
人間が食べることはできても、犬は食べられないという食品は数多くありますが、キノコは犬に与えても特に問題はありません。与えすぎると消化不良を起こしますが、アガリクス単品で大量に与えるという機会はまずあり得ないでしょう。
ただし、犬にも個体差があります。キノコに対してアレルギーを持っている犬は、アガリクスの摂取でアレルギー症状が出る恐れがあるため、摂取は避けてください。
前述の通り、アガリクスを単体で与える機会はあまりないと考えられます。アガリクスは市場に出回る機会が少ないキノコで、そのままの状態で手に入れるのが難しく、加工されて商品になることがほとんどです。
アガリクス配合のサプリメントやフードは、商品によって1日の摂取量が定められています。商品説明はしっかり読んでから与えるようにしましょう。過剰摂取は思わぬ副作用の原因となります。
人間の場合、乾燥したアガリクスで3~5gが摂取量の目安です。しかし、犬は体の大きさが基本的に人間より小さいうえに、犬種によっても異なるので、人間の適量で与えないように注意が必要となります。商品ごとの摂取量を必ず守りましょう。
参考文献:内野富弥, 市川和世, 良井朗子, 網本昭輝, 井上則子, 金沢益司, 上村博英, 栗田徹, 佐藤みゆき, 園田龍一郎, 竹原和孝, 本郷久仁治, 山口美知雄 : MS フードアガリクスの担癌犬に対する1年間給与試験 | syoudoubutu (https://www.yeaster.co.jp/d/pdf/dog.pdf)
アーテミスは犬が持つ本来の免疫力をアップさせ、体の内側から健康をサポートするペットフードです。アガリクスを始め、グルコサミンやコンドロイチン、EF-2001乳酸菌など、犬の健康に配慮したさまざまな成分が配合されています。
癌に対して効果が期待できるアガリクス、関節の健康をサポートするグルコサミンとコンドロイチン、腸内環境を改善するEF-2001乳酸菌をバランス良く配合。普段の食生活から犬の健康をサポートします。
人間用の健康食品にもよく利用される「アガリクス茸」には、酵素をはじめ、ビタミン、ミネラルなど、たくさんの栄養素が含まれています。アーテミスアガリクスは、βグルカンが豊富なブラジル産の「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」を配合。免疫力の向上や、老廃物の排出などの効果が期待できます。
アーテミスアガリクスには、日本のみならず、世界中で評価されている乳酸菌「エンテロコッカス・フェカリスEF-2001」が配合されています。善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして腸内環境を整えるとされており、免疫力アップが期待できます。
犬の体重によって、1日に必要なフード量が異なります。目安量は、2.3kg〜4.5kgの犬で、67g〜90g。4.5kg~6.8kgなら、90g~135gを目安として、1日に3回与えます。1日あたりの給与量と、犬の健康状態、運動量などをみながら、分量を調整することが大切です。
引き取った当初は足腰が弱くハゲ気味でした。獣医師からアドバイスを貰い、見つけたのがアーテミスです。約1年与え続けた現在、飛び跳ねるくらい元気になり、毛並みも良くなりました。(トイプードル メス 4歳)
なかなか気に入るフードが見つからなかったのですが、アーテミスに出会ってから安定して食べさせられています。食いつきが良く、食べている間は下痢もありません。血液検査の結果も良好でした。(柴犬 オス 6歳)
ブリーダーが使っていた商品をそのまま食べさせることに。毛並みがツヤツヤ、口臭もなく健康を保てていると思います。大手通販サイトで購入できる手軽さもあるので、今後もアーテミスを続けていきたいです。(ポメラニアン オス 5歳)
うちの子はかなりの偏食家。いろいろなペットフードを試していく中で、行き着いたのがこのアーテミスアガリクスです。最近スケーリングを行ったので、ふやかして食べさせています。小粒なので、歯が弱いうちの子にも食べやすいようです。(犬種・性別・年齢不明)
痒がっているようなのですが原因がわからず、悩んでいました。アーテミスアガリクスの商品内容とレビューを見て、試しに購入。食べやすい小粒で、味もだいぶ気に入っているようで、ご飯の時間が楽しくてたまらないといった感じです。痒がる素振りも減ったような気がします。(犬種・性別・年齢不明)
避妊手術後に太りやすい体質になり、アーテミスアガリクスに変更。カロリーが抑えられているので、今まで通りの分量をあげても、ダイエットできる点が嬉しいです。与え始めてから1ヶ月ですが、300gくらい痩せてきたので、しばらく続けていこうと思います。(犬種・性別・年齢不明)
価格 | 1kg 2,032円(税込)、3kg 4,065円(税込)、6.8kg 7,144円(税込)、13.6kg 13,282円(税込) |
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原材料 | フレッシュチキン・ドライチキン・フレッシュターキー・大麦・玄米・オーツ麦・黍・えんどう豆・えんどう豆粉・ドライターキー・鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)・トマト絞り粕(リコピン)・チキンスープ(天然風味料)・フレッシュダック・フレッシュサーモン・卵・フラックスシード・サーモンオイル(DHA 源)・ドライ魚肉・塩化コリン・乾燥チコリ根・ケルプ・人参・リンゴ・トマト・ブルーベリー・ほうれん草・クランベリー・ローズマリーエキス・パセリフレーク・グルコサミン塩酸塩・L カルニチン・ラクトバチルスアシドフィルス菌・ビフィドバクテリウム ラクティス・ラクトバチルスロイテリ・エンテロコッカスフェカリス EF2001・アガリクス・ビタミン E・キレート鉄・キレート亜鉛・キレート銅・硫酸第一鉄・硫酸亜鉛・硫酸銅・コンドロイチン硫酸・ヨウ化カリウム・チアミン硝酸塩・キレートマンガン・酸化マンガン・アスコルビン酸・ビタミンA・ビオチン・パントテン酸カルシウム・硫酸マンガン・亜セレン酸ナトリウム・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・ビタミンB12・リボフラビン・ビタミンD・葉酸 |
アガリクスは犬の癌に対して高い有用性が期待できる食品です。ただし、効果のある食品だけを与え続けていても健康維持はできません。普段の食生活で栄養管理をきちんと行うことが大切です。自分の犬には何が足りないか、どんな健康目的が必要かをきちんと見極め、それにあわせたサプリメントやフードを与えるようにしましょう。