ここでは、人にとっては美味しい食べ物ですが犬や猫が食べると消化しにくい食べ物(とうもろこし・ナッツ・こんにゃく・スルメ・生卵など)について紹介します。
ヒトの小さな子どももそうですが、薄い皮を消化しきれずに、そのままの形で排泄されます。犬や猫は人に比べて体が小さいので、胃にも腸にも負担がかかってしまうんです。
ペースト状のものなら少しは消化も良くなりますが、とうもろこしでしか取れない必要栄養素は特にないので、他の野菜で栄養をとる方が良いと思います。
現れる症状:胃腸不良
ダイエット系、マクロビ系、ビーガン系の手作りご飯で登場することがあるようですが、実際には繊維が多く消化しないので、帰って胃腸にストレスを与える結果となってしまいます。
また、こんにゃくイモに含まれるシュウ酸カルシウムや、こんにゃく作りで使用される水酸化カルシウムが残っていることもあり、小さな犬や猫への悪影響も心配。
どうしてもごはんに入れたい場合は、必ずアクを抜いて小さく刻むようにして、できればとらないほうが良いですね。
現れる症状:かゆみ
人間のお父さんの晩酌の定番だけど、スルメは胃で水分を含み膨張してしまうため、胃腸の小さな犬や猫にとっては危険な食べ物。
時には10倍以上に膨れるケースもあるそうで、膨れたスルメが腸を通過できず、吐こうとして食道に詰まってしまうこともあります。
重症にならなくても、胃腸の調子を悪くすることには変わりがないので、もらわないに越したことはない食材です。
現れる症状:胃腸障害、元気が無くなるなど
卵白の部分に含まれるアビジンがビタミンB群の一種であるビオチンを分解してしまうそう。そうすると、下痢などの原因となっちゃう。
加熱すれば栄養的にも優れた食品となるので、ヒトの卵かけごはんの残りをもらうようなことは避けたほうが良いみたい。
現れる症状:下痢、皮膚炎、結膜炎