ここでは、ニンニク・アワビ・アルコールなど、犬猫ができれば食べずに一生を過ごしたい危険度高めの困った食べ物を紹介しますね。手作りご飯作りの参考にしてください。
ネギ類と同じ硫化アリル、アリルプロピルジスルファイドなどが含まれている食べ物です。溶血性貧血やハインツ小体性貧血を起こし、血尿が出てしまいます。
ただし、これらの毒素が玉ねぎや長ネギほどは含まれていないので、食べると赤血球に若干の変化はみられますが、死に直結する危険性は少なくなります。
一方で、トマトソースや肉のソテーなど、わかりにくい状態で使われていることも多いため、人と同じ食事をすると知らない間に与えてしまうこともあるので、注意が必要です。
現れる症状:嘔吐、血尿、衰弱、心拍の増加
特に3~5月頃は貝の毒素が強いため、食べてしまうと皮膚が光線過敏症になってしまうんだそう。昔は「ネコはアワビを食べると耳が落ちる」なんて言われたんだって。
毛の薄い耳に腫れやかゆみが生じ、場合によっては壊死する事も…。特に猫がなりやすい中毒です。
あまり猫にアワビやサザエを上げるケースはないかもしれませんが、知らずに「ごちそうだよ」などとお裾分けをしてしまうこともあるので、毒性をしっかり把握しておく必要がありますね。
現れる症状:かゆみ
私たちは、手羽先などをバリバリと噛み砕いで食べてしまうので、美味しそうに見えているかもしれません。でも、体内に入った骨は中で細く裂けて胃壁などを傷つけているんだって。
消化不良になるだけでなく、時には胃壁から出血することもあるので、絶対に食べちゃダメな食べ物らしいんです。フライドチキンなど、よく火が通ったものも同様に避けてください。
現れる症状:胃腸不良、胃からの出血
体重1㎏ あたり5.5~6.5㎖ のアルコールを飲んでしまうと、犬や猫にとっては致命的な中毒となってしまいます。ビールやワインを床にこぼしたりした時は、私たちが舐めないように素早く拭き取ってくださいね。
現れる症状:大量の場合:意識障害、血圧低下、呼吸困難。少量の場合:嘔吐、下痢、 中枢神経系の抑制、ふるえ、昏睡