ここでは、11歳のゴールデンレトリバーのわたしが、犬向けの手作りご飯から、長生きしてきた老犬にストレスが少ないレシピについて紹介します。
ペットフードの業界では、わたしたち老犬には「低タンパク質、高炭水化物」が必要だという論調も多いみたいです。
けれども、歳をとっても犬は犬、若いときと同じく、高タンパク質で繊維少なめの食事の方がやっぱりありがたいんです。
低タンパクだと十分な栄養素を得られず、免疫力が低下することも。この前ご主人様に連れていってもらった動物病院では、「食欲が変わらないなら、食事を敢えて変える理由はありませんよ」って言ってました。
近所の年寄仲間のジョンも、「シニアペットフードになってからおなかが空いて。おやつをたくさん食べるようになった」って。
とはいえ、わたしたち老犬は、どうしても運動量が落ちます。若いときはに、元気に走り回っていたわたしも、もう散歩でガツガツと走ることも少ない。だからにこれまでと同じカロリーをとっていては、太りやすくなっちゃうんです。
わたしのご主人様はそれをよくわかってくれていて、カロリー控えめのごはんを作ってくれるんです。
そのレシピを紹介しますね。
鳥の胸肉は皮をむいて、小鍋で火が通るまでゆでて取り出し、細かく裂く。
ヨーグルトは分離していたらよく混ぜてとろとろにしておく。
キャベツと小松菜、にんじんは小さく切り、1のゆで汁で柔らかく煮る。
りんごを皮ごとみじん切りにし、冷めた3に入れる。
お皿に4を盛りつけ、1を飾ったら2をソースのように上からかける。
ウチのご主人様の場合は、キャベツをベースにしたごはんが多いんです。鶏肉が豚肉になったり、ヨーグルトがイリコになったりするけど、ベースが同じなのであんまり好き嫌いなく食べられます。
ごはんが入るときはリンゴはナシだけど、わたしはリンゴが好きなので、こっちのレシピの方がうれしいなあ。
飼い主による手作りご飯、愛犬のことを考えて腕を振るいたいものです。
手作りをすることの良さは、ワンちゃんの体調に合わせた栄養管理ができること。料理に使う食材や調味料の量もコントロールできます。ドッグフードは総合栄養食と考えると、年齢や持っている病気のことを考慮したレシピづくりが大切ですね。
手作りご飯のポイントは、なんといっても新鮮な食材を使うこと!犬も人間と同じで、新鮮なものが大好きなのです^^
あと、人間と同じような味付けだと確実に塩分過多となるため、かなり薄め(人間の4割未満)にしてくださいね。もちろん、使ってはいけない食材もありますから、愛犬の長生きを願う飼い主さんには、きちんと栄養の勉強もしてほしいと思います!
とはいえ、そんなに難しく考えなくても大丈夫。基本は人間が食べる料理を少し多めに作り、味付けをかなり薄くする…そんなところからスタートしてみましょう。きっと、愛犬もその様子を感じとってくれるはずです。
長生きの天敵といえばやっぱり病気です。だからこそ若い頃から未病対策をするのがいいみたい。我が家では、普段の食事に加えて免疫力を高めるサプリメントを与えてくれます。
新陳代謝がよくなるだけじゃなく、食後に飲むとちょっとくらい散歩が長くなっても疲れないですよ。
ゴールデンレトリバーのメイです。すぐ車酔いする、知らない犬がちょっと苦手、花火や雷といった大きい音が大の苦手…など、臆病で胃腸が弱いのが悩み。
そんな私のためにご飯を手作りしてくれたり、夜は室内に入れてくれる優しいご主人様が大好きです。これからも健康で長生きしたいと思っています。